新明和工業は、航空旅客搭乗橋の自動装着システムを開発し、成田国際空港とチャンギ空港から受注したと発表した。2019年2月にも納入する。

2つのカメラ、画像処理装置、レーザー距離計、人工知能(AI)を活用することで、航空旅客搭乗橋が航空機のドアの10センチメートル手前まで自動で接近できる。従来の自動走行システムではドアの100センチ手前までの接近が限界だった。オペレーターの技量が不要となることで、人手不足解消や操作訓練時間の短縮、定時運航率の向上にも寄与するものとなる。

ドア位置は搭乗橋先端の「キャブ」の内側に搭載したカメラで撮影することで検出し、ドアの1メートル手前で停止し、再度カメラでドアを撮影し、目標ポジションとの誤差を修正するほか、「キャブ」の外側に搭載したAIカメラでも撮影することで、高精度の検出を実現した。ディープラーニングにより、天候や環境の変化を学習するため、使用するほど精度が高まるとした。ドアの10センチメートル手前以降の操作は手動となる。暴風雨や濃霧、降雪時など、ドアが見えにくい場合や見えない場合は手動操作が必要となる。

2015年9月から徳島空港で実証実験を行い、数千回に及ぶ検証で安全性が確認されたことから、大規模な国際空港で採用に至ったという。自動装着システムの実用化は、新明和工業が世界で初めてとなる。

新明和工業は、1969年に国産初の搭乗橋を羽田空港に納入。これまでに60カ国以上の空港にのべ1,000基以上を納入している。シンガポールやタイなどの東南アジアで高いシェアを誇り、チャンギ空港には218基全基が新明和工業製。稼働率99.95%という厳しい条件をクリアしているという。

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情報提供元:Traicy
記事名:「新明和工業、搭乗橋の自動装着システム開発 成田国際空港とチャンギ空港から受注