東京 & 兵庫県芦屋--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森本恭史、以下「PHC」)と、JCRファーマ株式会社(本社:兵庫県芦屋市、代表取締役会長兼社長:芦田信、以下「JCRファーマ」)は、このたび、成長ホルモン治療を受ける患者さんの服薬アドヒアランスの改善を目指した、電動式成長ホルモン製剤注入器(*1)「グロウジェクター®L」に対応する専用のスマートフォンアプリケーションソフトウェア「めろん日記®(*2)の一般公開を決定しましたのでお知らせいたします。



「めろん日記®」は、PHCおよびJCRファーマが共同開発した、成長ホルモン治療における服薬管理アプリで、2019年2月より、服薬アドヒアランス(*3)低下の要因分析や、アプリの実用化に必要な情報を入手するために、臨床研究(研究代表医師:日本大学病院 浦上達彦先生)に提供しております。このたび、実証実験データの収集および分析が完了し、実用化が可能と判断したことより、本日、本アプリをGoogle Play (*4)に公開いたします。

低身長症患児に対する成長ホルモン治療では、継続的な成長ホルモン製剤の皮下注射が必要となるため、服薬アドヒアランスを維持する必要があります。一方で、治療対象となる年少患児の注射に対する恐怖心や嫌悪感が強く、注射を行う保護者への負担も大きいことから、服薬アドヒアランスの低下と患児のQOLへの悪影響が懸念されています。このような状況において、患児の注射に対する精神的な負担を軽減することで服薬アドヒアランスを向上させるとともに、医療従事者や保護者にとってさらに利便性の高い医療サービスが求められています。

「グロウジェクター®L」は、JCRファーマが製造販売する遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®皮下注6mg及び同12mg(*5)」専用の、PHCが製造販売する電動式医薬品注入器で、注射の有無(投与履歴)を本体内部に記録することが可能です。このたび公開する「めろん日記®」は、「グロウジェクター®L」に保存された成長ホルモン製剤の投与履歴を無線通信によってスマートフォンに送信することで、手入力作業を行うことなく、投与時間や投与回数を含む詳細な投与履歴の確認をより簡単に実施できます。また、本アプリに入力した患児の身長や体重のデータから自動で成長曲線を作成し、投与履歴と合わせてクラウドサーバー上に保存されるため、患児と保護者は、治療状況や成長記録をいつでも確認できるとともに、診察時にスマートフォンの画面を介して医師に共有することができます。さらに、患児の注射に対する緊張感の緩和を目的とした「お楽しみ機能(*6)」が楽しめるなど、服薬アドヒアランスの向上を促します。

PHCにて取締役、および診断薬事業部長を務める徳永博之は、次のように述べています。
「当社の診断薬事業部では、1991年に血糖値測定システムの開発を開始して以来、簡便で高精度な検査・分析装置の開発、製造および、販売を行ってまいりました。2017年に発売した第3世代の『グロウジェクター®L』は、その精緻な技術力と優れた品質によって、お客様に高い評価をいただいております。このたび、同製品専用の服薬管理アプリ『めろん日記®』を導入することにより、投与履歴が確認できるソリューションの提供を可能とすることで、患者さんやご家族の医薬品の皮下注射に伴う負担の軽減と、より効果的な投薬治療につながるものと期待しています。当社は、精緻なモノづくりにデジタル技術を融合させることで、今後も、患者さんのQOLの向上に役立つとともに、医療従事者の皆様の課題に応えるベストインクラスのヘルスケアソリューションを提供し、より質の高い医療の実現に貢献してまいります」。

また、JCRファーマにて常務取締役、経営戦略担当を務める芦田透は、次のように述べています。
「当社は2006年に電動式医薬品注入器『グロウジェクター®』を発売して以降、ヒト成長ホルモン製剤『グロウジェクト®』で治療されている患者の皆さんのニーズにお応えできるよう、製品の情報提供活動や研究・開発を進めてまいりました。このたび公開する『グロウジェクター®L』専用アプリ『めろん日記®』は、成長ホルモン治療における自己注射の単なる支援にとどまらず、患者の皆さんの服薬アドヒアランスと医療従事者との情報連携を向上させ、成長ホルモン治療をさらに効果的なものにするIoT時代のヘルスケアにおけるデジタルトランスフォーメーションの実例になると期待しています。今後も成長障害治療に対する幅広い選択肢を提供し、小児医療の発展に貢献してまいります」。

(注)めろん日記、グロウジェクト、グロウジェクターは、JCRファーマの登録商標です。

(*1)一般的名称:医薬品・ワクチン用注入器、認証番号:228AABZX00109000
(*2)「めろん日記®」はAndroid(NFC Type B)OSに対応し、使用にあたっては注入器側の更新は必要なく、現在使用中のものをそのまま使用できる。また、今後iOSにも対応していく予定。尚、医療機器に該当する機能は含まれない。
(*3)患者さん自身が自分の病気を受け入れて、医師の指示に従って積極的にお薬を用いた治療を受けること。
(*4)Googleが運営する、Android端末向けデジタルコンテンツ(アプリケーション・映画・音楽・書籍など)のダウンロードサービス。専用アプリ「めろん日記®」の無料ダウンロードが可能になる。
(*5)グロウジェクト®皮下注6mg及び同12mgの効能・効果
・骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症
・骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長
・成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)
・骨端線閉鎖を伴わないSGA(small-for-gestational age)性低身長症疾患についての詳しい情報は、JCRファーマの「成長ホルモン治療情報サイト」を参照。jcrgh.com/index.html
(*6)患児がアプリ上でアバター(自分の分身となるキャラクター)の洋服などのパーツを取り替えたり、アバターを介して他の患児と日々の治療についてコミュニケーションを行うなどの機能。

<PHC株式会社・診断薬事業部について>

PHC株式会社は1969年に設立され、糖尿病マネジメント、診断・ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行い、ヘルスケアソリューションをグローバルに提供するPHCグループの日本における事業会社です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念として、付加価値の高い製品・サービスを世界125カ国以上のお客様にお届けしています。診断薬事業部では、血糖値測定システムを始めとする検査・分析装置の開発、製造、販売を通じて、糖尿病や喘息などの疾患の早期発見と効果的な治療に貢献し、患者さんへの医療サービス向上に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/phc/profile

<JCRファーマ株式会社について>

当社は、「医薬品を通して人々の健康に貢献する」という企業理念のもと、時代を先取りした再生医療・遺伝子組換え・遺伝子治療技術による医薬品の研究開発・製造・販売を行っているバイオ医薬品のスペシャリティファーマです。1975年の創業以来ターゲットにしている希少疾病領域において、常に「他社より一歩前に出る」独自の技術開発と製品創製に取り組み、様々な疾患に苦しむ患者の皆さんのために持続可能な価値創造の実現を目指しています。
当社の詳細については、(www.jcrpharm.co.jp/)をご覧ください。


Contacts

【お問い合わせ先】
PHCホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション部 岡田 昌代
電話:03-6778-5311

JCRファーマ株式会社 経営企画本部 広報・IR担当 北村 貴司
電話:0797-32-1995(代)

情報提供元:
記事名:「PHC株式会社とJCRファーマ株式会社:服薬アドヒアランスの向上を目指した、成長ホルモン治療における服薬管理アプリケーションソフトウェア「めろん日記®」の公開