世界初の報告:江戸川病院が廃棄に値する組織から多能性細胞を成長させる

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 変形性関節症(OA)を患った高齢者の膝関節の軟骨組織から多能性発現細胞を成長させるという画期的な偉業が、江戸川病院の院長を務める加藤正二郎医師が率いる整形外科医と細胞培養専門家によって報告されました。変形性関節症は世界で何百万人もの膝関節で発症しており、重度疾患の患者さんは損傷した軟骨を人工膝で置換する人工膝関節全置換術(TKA)を受けます。加藤医師は、人工膝関節全置換術の間、さもなくば廃棄される損傷組織の一部を採取し、組織工学ラボで軟骨細胞を分離し、それらを完全に再組織化した健康な軟骨組織(多能性に関係するバイオマーカーを発現)に培養することができました。



膝関節の軟骨は大腿部と下脚の骨の間でクッションの役割を果たし、体重を吸収します。軟骨がスポーツ損傷、外傷、離断、断裂によって損傷を受けると、関節痛と障害をもたらします。本疾患の初期においては、自家軟骨細胞移植(ACI)ないしマトリックス補助軟骨細胞移植(MACI)を施します。こうした細胞療法では、患者自身の軟骨細胞を使用しますが、これらの細胞は体重のかからない健康な部位から採取してラボで培養し、損傷組織と置換するために移植して、機能を回復させます。

加藤医師は、Regenerative Therapy Journal(https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2352320420300274)に掲載し、第19回日本再生医療学会総会でも発表した研究を引用しながら、「これはおそらく、多能性マーカー発現細胞をもたらす変形性関節症組織について、世界で初めて報告されたものです。私たちの技法は変形性関節症に罹患して生物医療廃棄物として廃棄される軟骨を、細胞療法のツールの供給源、つまり細胞、細胞が分泌する成長因子、エクソソームの供給源として活用し、再生医療によって軟骨欠損部位を修復することに役立つ可能性があります」と述べています。

東京東部に位置する江戸川病院は、数多くの高齢者市民を受け入れています。加藤医師は「知恵は高齢者の強みとの昔からある考え方とは反対に、この研究による知見によって謙虚にも、高齢者の身体の複雑さに隠された自然の強さも学んだところであり、私たちの強い興味をかき立てました」と、医師の業績に哲学的謙遜を示しました。医師のEdogawa Evolutionary Lab of Science(EELS)は硝子質の表現型を確認済みであり、今は軟骨細胞のmiRNA-140とヒアルロン酸の発現の評価に取り組んでいるところです。

この技術は、EELSと共同で特許出願をし、研究パートナーとなっているJBM Incとジーエヌコーポレーションによれば、世界で年間約1200万人の軟骨損傷を解決できる可能性があります。

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記事名:「高齢者の変形性関節症膝関節から軟骨修復のための細胞療法ツール