共有的アプローチによりアプリケーションをエンドユーザーに近づけ、革新的エンタープライズ・サービスの実現を可能に

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 主要通信事業者の中国連合通信(チャイナユニコム)、ドイツテレコム、EE、KDDI、オレンジ、シングテル、SKテレコム、テレフォニカ、TIMが協力し、GSMAのサポートを得て相互運用可能なプラットフォームを開発することでエッジ・コンピューティングを広く容易に利用可能にします。


2020年に開発されるこのプラットフォームは、レイテンシー、コンピューティング、ストレージといった現地事業者の資産と能力をアプリケーション開発者やソフトウエア・ベンダーが利用できるようにし、大企業顧客のニーズへの対応が可能になります。

通信事業者は、エッジ・コンピュートのアーキテクチャー枠組みと参照プラットフォームの開発で協力することに合意しており、GSMAは、この期待のかかる事業者イニシアチブをサポートするためにオペレーター・プラットフォーム・プロジェクトを立ち上げました。当初、このプラットフォームは、欧州の複数の市場に展開され、その後段階的にほかの事業者や地域へも拡大して世界的なものとしていきます。

通信事業者は、他業種では提供できない顧客近接性を企業顧客にもたらし、高い性能も提供できます。企業にとって、このような能力は国内外の市場で拡大する機会を生み出すものであり、現地規制や情報保護法へのコンプライアンスも維持できます。

テルコ・エッジ・クラウドの特徴:

  • オープンで包摂的
  • 情報保護とデータ主権メカニズムを提供
  • キャリア・グレードの信頼性、セキュリティー、信用性を提供
  • 既存の技術ソリューションを適切に有効活用(MobiledgeXなどのアグリゲーション・プラットフォーム・ソリューション、GSMA MultiOperator MECの経験の中で開発された相互接続メカニズムなど)

GSMAのCTOのアレックス・シンクレアは、このように語っています。「通信事業者は、自社のネットワーク資産を通じて低レイテンシーなどの能力を提供できる優れた立場にあります。企業にとって、どのようなネットワークでもエッジからすべての顧客に到達できるようにすることは極めて重要です。GSMAオペレーター・プラットフォーム仕様に基づき、テルコ・エッジ・クラウドは、企業開発者やアグリゲーターにオンラインの顧客とつながるための一貫性のある方法を提供します。」

「エッジ・クラウドは一体化されたネットワーク・エッジ・エコシステムを構築し、多様なカスタマイズされた製品・サービスやいくつものプラットフォーム能力をもたらします。また、これまでよりも広範な境界を越えた協力を実現することで、多様な垂直産業のデジタル変革要求に応えます」と、中国連合通信ネットワーク技術研究所主任科学者で中国連合通信インテリジェント・ネットワーク・センターのチーフアーキテクトのXiongyan Tang氏は述べています。

「エッジ・クラウドは、当社顧客のために多数の革新的体験を実現・強化できる有望な潜在能力を持っています。力を合わせてフェデレーテッド・エッジ・サービスの能力を提供することでエッジの機会の主体となる今回の事業者イニシアチブを歓迎します。フェデレーションのプラットフォーム・パートナーおよびアグリゲーターとしてMobiledgeXを活用することで、通信事業者は、規模の達成、開発者コミュニティーの呼び込み、市場へのインパクトを実現する最良の道を歩むことができます」と、ドイツテレコムのテクノロジー&イノベーション担当取締役のClaudia Nemat氏は語っています。

「エッジ・クラウドは、低レイテンシー接続が必要なサービスの開発を実現して企業顧客からの多様なサービス需要に応える上で、有望な機会となります。通信サービスの革新は、サービス品質の強化によって、またクラウドXRやクラウド・ゲーミングといったリアルタイム・アプリケーションの顧客エクスペリエンスによって加速しています」と、KDDI代表取締役執行役員副社長内田義昭氏は述べています。

「エッジ・クラウド・コンピューティング市場に対応するためには、通信事業者は、非常に密接に協力することで相互運用可能なプラットフォームの創出と極めて価値の高い資産のマネタイズに取り組むことが必要です。オレンジでは、エッジ・コンピューティングと5Gによって可能になる新たなビジネス機会を結実させることは、是非とも必要なことだと考えています。だからこそ、当社はGSMAテルコ・エッジ・クラウドのイニシアチブをサポートすることを誇りに思います」と、オレンジ最高経営責任者代理、最高テクノロジーおよびグローバル・イノベーション責任者のMari-Noëlle Jégo-Laveissière氏は述べています。

「当社は、帯域ニーズと低レイテンシー要件に対応したクロスボーダー・エッジ・クラウド・プラットフォームは、まさに現在必要とされているものだと考えています。これにより、複数市場で活動する組織も、時間が極めて重要なアプリケーションをデータが収集される場所の近くに配備して管理することが可能になります。当社は、この期待の持てるイニシアチブでGSMAやその他のテレコム企業と協力していくことを楽しみにしています」と、シングテルのグループCTOのMark Chong氏は語っています。

「エッジ・クラウドは、AR/VR、クラウド・ロボット、スマートファクトリーによるQoSの改善、リアルタイム情報収集、セキュリティー、情報保護といった新たなアプリケーションの潜在力をフルに発揮させるための重要な基本要素です。顧客にシームレスな世界的MECエクスペリエンスを提供するためには、世界各地のモバイル通信事業者が集まって協力することが極めて重要です。SKテレコムは、世界のパートナーと協力してエッジ・クラウド・エクスペリエンスと技術的リーダーシップをチームにもたらし、モバイル・エッジ・クラウドのビジョンを実現していくことに期待を感じています」と、SKテレコム副社長兼クラウドラボ責任者のKang-Won Lee氏(博士)は語っています。

「市場では、企業が顧客対応上必要としているものを提供するためにエッジ・クラウドが必要とされています。通信事業者は、信用性のあるオープンなエッジ・クラウドを提供できる極めて良い立場にあり、企業が必要に応じて顧客に近い位置からのサービス提供とビジネス機会を最大化できるようにすることができます」と、テレフォニカのグループCTOのEnrique Blanco氏は語っています。

TIMの最高イノベーション&パートナーシップ責任者のElisabetta Romano氏は、このように述べています。「エッジ・クラウドは、多数の事業セグメントと顧客の新たな要件にとって基盤的な資産です。」

「エッジ・クラウドは、柔軟性の高いコンピューティング能力と低レイテンシーでのコンピューティング・リソース・アクセスにより、ネットワークを『ビット・パイプ』から効果的なデジタル事業プラットフォームへと変容させる途方もない力を持つものになります。」

GSMAオペレーター・プラットフォーム・プロジェクト

GSMAのオペレーター・プラットフォーム・プロジェクトは、通信事業者が自社のネットワーク能力の公開とマネタイズを行うフレームワークを開発することを意図しています。通信事業者は、以下を活用することで、オペレーター・プラットフォーム経由でエッジ・コンピュート、ストレージ、接続性を顧客に提供します。

  • エッジを必要とするユースケースを既に持っている企業との既存の関係
  • その膨大な現地基盤と不動産
  • 厳格なセキュリティーおよび情報保護、レジデンシー、データ主権に関する独自の立場
  • 幅広く密なネットワーク環境で高信頼性(ファイブナイン)のサービスを提供している経験に根ざした組織的能力

クラウド能力は、エッジの一部として扱われます。

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GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、750社近いモバイル事業者を結集しています。そのうちほぼ300社は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、モバイル・ワールド・コングレス・アメリカズ、モバイル360シリーズのカンファレンスなど、業界を主導するイベントの開催も行っています。

詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください:@GSMA

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記事名:「通信事業者の協力とGSMAのサポートにより、テルコ・エッジ・クラウド・プラットフォームを構築