• 諸企業および通信事業者会員の35社が共同でアジア、欧州、北米において10シナリオのデモを行い、最近公表したO-RAN仕様の検証と妥当性確認を実施。
  • 無線アクセスネットワークのベンダーによるオープン規格と相互運用技術の採用は、新登場の5Gネットワークにおいて必須の要素となる見込み。
  • オーラン・インダストリーブリーフィングをモバイル・ワールド・コングレス・バルセロナ2020で企画し、O-RAN準拠商用ソリューションの実現に向けての重要な前進について意見交換。

独ボン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オーラン・アライアンスは本日、初の世界的プラグフェストと概念実証試験を成功裏に実施しました。この試験は、最近公表したO1、A1、Open Fronthaul(オープン・フロントホール)というインターフェース仕様に準拠するネットワーク装置の機能とマルチベンダーの相互運用性を実証するためのものです。


オーラン・アライアンスの議長とAT&Tの最高技術責任者(CTO)を務めるAndre Fuetschは、次のように述べています。「オーラン初の世界的プラグフェストが示しているのは、新たな先進的5Gサービス、すなわちマルチオペレーターとマルチベンダーに対応して、エコシステム全体にとっての機会を創出するサービスを増進する潜在力があり、真にオープンなインターフェース仕様を実証・開発する当コミュニティーの力です。これらのライブデモはO-RAN準拠5G RANソリューションの実現に向けてのさらなる前進であり、これらのソリューションは間もなく主流ベンダーとニッチベンダーの双方が提供する製品の一部となるはずです。」

アジア

中国移動通信(チャイナモバイル)が主催した本プラグフェストのアジアセッションは、オープンテスト&インテグレーションセンターの中国移動通信国際信息港(China Mobile International Information Port)にて実施され、物理的な会場への参加者は70カ国以上から優に200人を超え、オンラインでの参加者は70人を超えました。ブリティッシュ・テレコム、中国電信(チャイナテレコム)、中国聯合通信(チャイナユニコム)、NTTドコモ、オレンジ、リライアンス・ジオ、テレコム・イタリア・モービレを含む世界的な通信事業者および北米のある通信事業者の代表者らが本イベントに参加しました。本プラグフェストでは、O-RAN Open Fronthaulインターフェースに準拠するマルチベンダーソリューションの試験とインテグレーションを行い、RANソフトウエアから異種ハードウエア技術のデカップリングを行いました。

  1. 仮想化技術上でのクラウドベースのスモールセルの稼働のデモをCertusNet(賽特斯信息科技)、レノボ、ChengDu NTS(成都芯通科技)、インベンテック(英業達)が実施。VMベースのO-CUとコンテナ化したO-DUを同じx86プロセッサーとアクセラレータープラットフォームに共同ホスト。
  2. 5G商用製品とのマルチベンダー相互運用性のデモをNTTドコモが富士通およびNECと実施。
  3. Yocto OSで稼働するクラウド基地局およびコンテナ技術の低消費電力構成のデモをアルトラン、アレイコム、ウインドリバー、Baicells、CIGが実施。これはARMプロセッサーとアクセラレーターコンピューティングプラットフォームをベースとするオープンアーキテクチャーのベースバンド信号処理の機能を備える。
  4. O-RAN準拠のOpen Fronthaulインターフェース(仮想化なし)によるソフト基地局のデモをラディシス、フォックスコン(台湾)、QCT、インテルが実施。これはオーラン・オープンソース・コミュニティーのOFH Libを含むオープンソースソフトウエアと、BBDevベースのアクセラレーター・アブストラクション・レイヤーSDK APIを活用。
  5. O-RAN Open Fronthaulインターフェースの相互作用のデモをFHK(深セン)、ヴァイアヴィが実施。包括的な試験をオーランの試験仕様に基づき、O-RU/UEエミュレーターにより、マルチUE試験環境にて実施。

NTTドコモR&Dセンターにて開催されたプラグフェストでは、O-RAN Open Fronthaulインターフェースを使用してCU/O-DUとO-RUの間のマルチベンダー相互運用性を、O-RAN X2インターフェースを使用してeNBとgNBの間のマルチベンダー相互運用性を示しました。この機能はNTTドコモ、富士通、NEC、ノキアによって成功裏に実証されました。NTTドコモは既に5Gプレ商業サービスをプレゼン製品で開始しています。オープンテスト&インテグレーションセンターを日本で設立する計画です。

北米

プラグフェストと概念実証試験は北米のオープンテスト&インテグレーションセンター候補5G COSMOS(ニューヨーク市メトロポリタンエリアのベンダーと大学研究室で構成)にて、AT&T主催で実施され、O1およびA1の両インターフェースの妥当性確認を主眼としました。

  1. 3GPPと整合するO1ユースケースとなる物理ネットワーク機能(PNF)プラグアンドプレイはサービスプロバイダーが装置ベンダーと連携してPNFをPNF登録ハンドラー経由のサービスマネジメントオーケストレーション(SMO)によって発見できるようにするもので、このデモをノキア、コムスコープ、エリクソンが実施。リモートSMO機能のデモもフランスおよびドイツのラボとつないで実施。
  2. 大規模パフォーマンス管理データ収集のデモをエリクソンとノキアが実施。
  3. マルチベンダー装置の構成・性能・故障管理のためのO1インターフェース機能のデモを、ベンダーの違いに左右されないSMOを通じて、アルティオスター、コムスコープ、サムスンが実施。
  4. 閉ループ自動化フレームワークを使用した大規模RANシミュレーター向けPCI/RSIを最適化するためのA1インターフェース機能のデモを、IBM、テックマヒンドラ、ウィプロ、ハイストリート・テクノロジーズが実施。
  5. Open Fronthaul Management Plane(オープン・フロントホール・マネジメント・プレーン)仕様とO1インターフェースの融合のデモをサムスンが実施。

中国移動通信のZhengmao Liエグゼクティブバイスプレジデントは、次のように述べています。「オーラン・アライアンスはその設立以来、当業界で一貫して影響力を拡大してきました。今年のMWCバルセロナで初の仕様をリリースしてからわずか10カ月で節目となる象徴的成果を達成したことは、実に驚くべきことです。パートナー30社以上の深い貢献で世界規模のプラグフェストイベントを成功裏に開催できたことは、完全な分散型O-RAN準拠5Gネットワークに向けての一致団結した前進となります。」

NTTドコモの中村寛博士(EVP、CTO)は、次のように述べています。「私たちはO-RAN準拠製品の広範な採用によって、より俊敏性、柔軟性、コスト効率に優れたネットワーク構築が可能になると考えており、世界中で行われているO-RAN規格の試験とインテグレーション活動を歓迎します。NTTドコモは今後もオーラン・アライアンスの活動をけん引してその5Gネットワークを拡大し、また業界パートナーと5Gサービス/市場の共創を推進していきます。」

MWC 2020でオーラン・インダストリーブリーフィングを実施

欧州における目覚ましい展開を含め、オーランの活動の包括的な最新情報を報告するため、オーラン・コミュニティーがMWCバルセロナ2020でのオーラン・インダストリーブリーフィングのイベントに参集します。オーランに集う通信事業者とベンダーの会員組織の代表者らが、O-RAN準拠の商用ソリューションの実現に向けた重要な前進について議論し、意見を交換します。オーラン・アライアンスは2020年2月25日午前9:30~10:30にドイツテレコムのブース(ホール3、3M31)にて皆さまとお会いできることを期待しています。

オーラン・アライアンスについて

オーラン・アライアンスは、無線アクセスネットワーク(RAN)分野における130組織以上のモバイル通信事業者、ベンダー、研究・学術機関から成る世界規模のコミュニティーです。RANはあらゆるモバイルネットワークの必須要素となっており、オーラン・アライアンスの使命は当業界を作り替え、インテリジェンス性とオープン性を高め、仮想化を進め、真に相互運用可能なモバイルネットワークを実現することにあります。新しいO-RAN規格により、ユーザー体験を改善するための革新が迅速化され、より競争力と活力のあるRANサプライヤーエコシステムが実現します。また同時にO-RAN準拠モバイルネットワークにより、モバイル通信事業者によるRANの導入と運用の効率が改善します。これを達成するため、オーラン・アライアンスは新たなRAN仕様を公表し、RAN向けオープンソフトウエアをリリースするとともに、会員組織によるこれらの導入のインテグレーション活動と試験を支えています。

詳細情報についてはwww.o-ran.orgをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


Contacts

O-RAN Alliance PR Contact

Zbynek Dalecky
pr@o-ran.org
O-RAN Alliance e.V.
Buschkauler Weg 27
53347 Alfter/Germany

情報提供元:
記事名:「オーラン・アライアンスがオープンで相互運用可能な5G無線アクセスネットワークの採用を促進するために初の世界的プラグフェストを実施