途上国の子供のためにオープンソースでスケーラブルな教育ソフトウエアを開発するコンテストで7カ国の11チームが候補に

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 本日、人類の重要課題の解決に向けた賞金付きコンテストの考案・管理の世界的リーダーであるXプライズは、賞金1500万ドルのグローバル・ラーニングXプライズで準決勝に進んだ11組を発表しました。Xプライズが今年のEdTechXEuropeで発表したこれら準決勝進出チームが取り組む課題は、途上国の子供たちが15カ月以内で基本的な読み書き計算を自習できるようにするオープンソースでスケーラブルなソフトウエアを開発することです。


グローバル・ラーニングXプライズのシニアディレクターのマット・ケラーは、次のように述べています。「私のキャリアを通して、子供たちがかつて受けられなかった教育を、技術の進歩で受けられるようになった多くの例を見てきました。Xプライズが準決勝に進んだこれらのチームに最も期待するのは、世界全体でも特に子供が学校に通えない場所で、その革新的なソフトウエア・ソリューションが学習方法を大幅に変革する可能性を秘めている点です。」

準決勝に進んだチームは、Xプライズが2014年9月にコンテストを立ち上げた後に、198チームの分野の専門家11人から成る独立審査員団により選ばれました。準決勝に進んだチームは、1カ月かけてソリューションを更新・完成させ、その後、審査員団がコンテストの決勝に進む最終候補5組を選びます。

準決勝に進んだ11組は、次の通りです。

  • AutoCognita(中国・香港、米ベリンガム)は、構造化されたカリキュラム、能動的学習方式、利用者体験に重点を置く設計により、学生が中核的な読み書き計算能力を習得できるよう支援することに焦点を当てています。
  • CCI(米ニューヨーク)は、プログラマーでない人がどの言語や対象分野でも魅力的な学習コンテンツを開発できるようにすることを目指すプラットフォームに加えて、構造化された連続的教育プログラムを開発しています。
  • チンプル(インド・バンガロール)は、子供が60種以上の探索的なゲームと70種の異なる物語を通じて、タブレットで読み書き計算を学ぶことを目的とする学習プラットフォームを開発しています。
  • Education Apps for All(米リンチバーグ)は、口頭言語の発達と読解力を奨励しつつ、読字の基礎を体系的に教えることを目的とするアプリを開発しています。
  • リープ・トゥ・ノウ(南アフリカ・プレトリア)は、異なる教育レベルの子供が学習の基礎を構築するのに役立つ文化的に関連性のある物語を豊富に盛り込んだアプリを開発しています。
  • ラーン・リープ・フライ(カナダ・オタワ)は、ソーシャルソフトウエアと物語を使用した学習を利用して、読み書き計算を学習するための文化・言語に合わせたプラットフォームを提供しています。
  • LiteracyApp.org(ノルウェー・クリスチャンサン)は、顔認識や機械学習などの大規模な技術を使用して、異なる子供に適応できる人工知能(AI)教師を構築しています。
  • ワンビリオン(英国、マラウイ、タンザニア)は、計算コンテンツに新たな識字教材を組み合わせ、子供たちの異なるニーズに対応させて直接学習や創作活動を実施し、継続的な監視も行います。
  • ロボチューター(米ピッツバーグ)は、読字と算数の教師、音声認識・合成、機械学習、教育データマイニング、認知心理学、人間とコンピューターのやりとりに関するカーネギーメロン大学の研究を活用しています。
  • キットキット・スクール(米バークレー)は、自分の知識、能力、環境に関係なく、子供が独立して学べるよう支援することを目的としたゲームベースの中核的で柔軟な学習アーキテクチャーを備えた学習プログラムを開発しています。
  • ザ・スクール・オブ・ゲームズ(米サンフランシスコ)は、異なる学習スタイルに合わせて、読み書き、計算、会話の能力を教える一連のゲームを作成しています。

今年9月に発表される最終候補5組は、それぞれ100万ドルのマイルストーン賞を受け取ります。このコンテストの世界的な提携組織には、国連の教育科学文化機関(ユネスコ)、世界食糧計画(WFP)、タンザニア政府が含まれます。これらチームのソリューションについては、約15カ月にわたりタンザニアのタンガ地域の150の村に暮らす子供4000人を対象として、グーグルにより寄贈された8000台のピクセルCタブレットを使用して実地テストを行います。実地テスト段階の終わりに、読み書き計算の能力を最も向上させたソリューションを開発したチームが賞金1000万ドルの大賞を受け取ります。大賞の受賞者は、2019年4月に発表されます。加えて、最終候補5組はそれぞれ、コードとコンテンツの両方をオープンソース化することが求められ、それを誰もが無料で利用できるようになります。

世界の推計2億5000万人の子供が読み書きできず、基本的な計算能力がありません。ユネスコの推計によれば、世界では教師が160万人不足しており、2030年までにその不足数は倍増すると見込まれています。グローバル・ラーニングXプライズは、適切な教育技術資源とパートナーシップがあれば、子供は読み書き計算を自習できると証明するのに役立ちます。各最終候補のソリューションを確実にオープンソース化することで、Xプライズは技術と学習の交わる場所で世界各地にソリューションを広げることを目指しています。

コンテストの構成、重要な日付、参加チームの詳細については、learning.xprize.orgをご覧ください。

Xプライズについて

Xプライズは、第501(c)3条非営利団体であり、世界の最重要課題の解決に向けた革新的コンテストモデルの考案・実施における世界的リーダーです。Xプライズはゲームやクラウドソーシング、報奨的賞理論、指数関数的に発展する技術を独自に組み合わせて定式化し、私たちの世界が直面する大問題の分野に(10%ではなく)10倍のインパクトを与えようとしています。Xプライズの理念では、適切な状況下で行う限り、大問題に対する指数関数的なインパクトとソリューションの推進には、多種多様な観点からの迅速な試行を促すことが、最も効率的で効果的な方法です。現在実施中のコンテストには、賞金3000万ドルのグーグル・ルーナーXプライズ、賞金2000万ドルのNRG COSIAカーボンXプライズ、賞金1500万ドルのグローバル・ラーニングXプライズ、賞金700万ドルのシェル・オーシャン・ディスカバリーXプライズ、賞金700万ドルのバーバラ・ブッシュ財団アダルト・リテラシーXプライズ、賞金500万ドルのIBMワトソンAI Xプライズ、賞金175万ドルのウオーター・アバンダンスXプライズ、賞金100万ドルのアヌ&ナヴィーン・ジャイン・ウィメンズ・セーフティーXプライズがあります。詳細についてはwww.xprize.orgをご覧ください。

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記事名:「Xプライズ、EdTechXEuropeで賞金1500万ドルのグローバル・ラーニングXプライズの候補チームを発表