この種として初の報告書は、モバイルが個人、社会、経済に及ぼす変革的な影響について、極めて重要な知見を豊富に提供


ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 本日の国連の民間セクターフォーラムにおいて、GSMAは「2016年モバイル業界影響報告書:持続可能な開発目標」を公表しました。本報告書は、持続可能な開発目標(SDG)の達成にモバイル業界が与える影響を現時点で評価した画期的な調査報告書であり、その影響を拡大強化するであろう今後の活動についての全体像を説明しています。GSMAは、人道支援に対する傾注度を高めるための活動や、モバイル業界と隣接分野におけるSDG関連の現行の取り組みを国連と促進するためのパートナーシップを含め、業界の誓約も幾つか発表しました。

GSMAのマッツ・グランリド事務局長は、次のように述べています。「この種として初となる本報告書は、モバイル業界が世界中の先進国市場、発展途上国市場の個人、社会、経済に及ぼす変革的な影響について、極めて重要な知見を豊富に提供しています。重要なのは、2030年までのSDGに対する当業界の貢献における進捗状況を評価する際に本報告書が基準になるということと、他業界がこれらの目標達成を誓約する際に本報告書が青写真の役割を果たすということです。」

GSMAのためにデロイトが作成した本報告書の目的は、業界活動をSDGに与える影響と結び付けるための共通の測定可能なシステムを作成することによって進捗状況の報告を容易化することに加え、業界が戦略・計画・投資の意思決定を下す際の参照情報として使うことにあります。本報告書により、モバイル業界はSDGに与える影響に基づいてより効果的にパートナーと関与できるようになり、またモバイル通信エコシステムに属する他社や他産業と共有できる枠組みが創出されます。「モバイル業界の影響報告」は、SDGに照らしての業界の進捗状況を測定するための基準となり、1年ごとに更新版が公開されます。

モバイル業界がSDGに与える影響

報告書では、モバイル業界がさまざまなレベルで全17目標に影響を与えていることを明らかにしています。最大の影響が感じられるのは、SDG 9(産業と技術革新の基盤をつくろう)、SDG 1(貧困をなくそう)、SDG 4(質の高い教育をみんなに)、SDG 13(気候変動に具体的な対策を)です。全体で世界のほぼ48億人をつないでいる業界エコシステムの移動体通信事業者やその他の企業がすでに、下記のように、SDGの達成に貢献するプログラムやイニシアチブを極めて広範に実行しています。

  • SDG 1(貧困をなくそう) – 今日、4億人以上の人々が自分の携帯電話経由で金融サービスを利用しており、90カ国以上でモバイルマネーサービスを利用できる状況になっています。モバイル業界は、こうしたサービスを最も必要とする開発途上国の消費者のために、国際送金などの新しいモバイルマネー商品を一貫して開発することを誓約しています。
  • SDG 5(ジェンダー平等を実現しよう) – モバイル業界は、世界中の低・中所得国で女性のモバイルサービスへのアクセスと利用を拡大させることに傾注しています。2月にコネクテッド・ウィメン・コミットメント・イニシアチブが発足して以来、9000万人の顧客を擁する18事業者が参加し、モバイルインターネットとモバイルマネーのサービスにおける男女格差を縮小する活動に従事しています。
  • SDG 8(働きがいも経済成長も) – モバイル業界は世界経済に大きく貢献しています。モバイルエコシステムは2015年度、GDPの4.2パーセントに相当する3兆1000億ドルの経済的価値を世界経済にもたらしました。この数字は2020年までに3兆7000億ドルに上昇すると予測されています。また業界は2015年に、直接的・間接的に3200万人の雇用を支え、各種の課税で公的財政に4300億ドルの貢献をしました。
  • SDG 11(住み続けられるまちづくりを) – モバイル業界は、災害や人道的危機に際して通信を確実に実現するための技術やノウハウの活用を誓約しています。現在、国連人道問題調整事務所(OCHA)が支持するGSMAの人道コネクティビティ憲章は、76カ国103社のモバイルネットワーク事業者が署名しており、これら企業は危機発生時にネットワークの回復力を確保し、加入者を支援することを誓約しています。

2030年に向けて前進を加速

報告書の調査では、モバイル業界がSDG達成に向けた前進を加速させるためにできる最重要の方法を3つ確認しています。3つの方法とは、世界のモバイルネットワークの展開規模を拡大し、加入者を音声/データサービスにつなげること、接続品質とアクセスしやすさを向上させ、モバイル対応サービスを革新して、持続可能な開発のニーズに応えること、そして、政府や関係機関と共に持続可能な開発の政策に貢献することです。

加えて、GSMAは本日、モバイル業界が国連、各国政府、開発機関、他の産業部門と一層緊密に足並みをそろえて、持続可能な開発目標で設定されている意欲的なアジェンダに対処するための誓約を幾つか発表しました。これらの誓約は下記の通りです。

  • 国連事務総長特別顧問とパートナーを組んでSDGにおける継続的関与のロードマップを作成し、モバイル業界の活動として最も重要な領域を見極める
  • 人道支援(即時介入を必要とする地域)に対するモバイル業界の傾注ぶりを強化し、GSMA人道コネクティビティ憲章の普及拡大に重点を置く
  • 国連グローバル・コンパクトと協力してプログラムを導入し、持続可能性の原則を強く訴え、SDG関連の持続可能性報告の推進においてモバイル事業者を支援する
  • モバイル業界のリーチを活用して能力を結集し、モバイル事業者、他の産業部門、個々の市民によるSDGへのさらなるコミットメントを奨励する

グランリド事務局長は次のように続けます。「私たちは業界を挙げて、より良い未来を実現させるために、あらゆる人とものをつなげることに傾注しています。2月に国連の持続可能な開発目標の支援に最初に一丸となって乗り出したのは、モバイル業界でした。そして、2030年までの17目標の達成を促進する上で、接続性が確実に重要な役割を担うようにするという私たちのコミットメントを繰り返しているのが、今回の報告書なのです。」

「2016年モバイル業界影響報告書:持続可能な開発目標」は、http://www.gsma.com/2016SDGImpactReportで入手できます。

-以上-

GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち250社は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、モバイル360シリーズといった業界を主導するイベントの開催も行っています。

詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください:@GSMA

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


Contacts

Media:
For the GSMA
Charlie Meredith-Hardy, +44 7917 298428
CMeredith-Hardy@webershandwick.com
or
GSMA Press Office
pressoffice@gsma.com

情報提供元:
記事名:「GSMA、持続可能な開発目標の達成にモバイル業界が与える影響について詳述する報告書を公表