上野樹里 タナダユキ監督から褒められ恥ずかしげ!「役者として最強なんじゃ」

上野樹里 タナダユキ監督から褒められ恥ずかしげ!

 女優・上野樹里(30)が5日、東京・ブロードメディア・スタジオ試写室で映画『お父さんと伊藤さん』(監督:タナダユキ/配給:ファントム・フィルム)公開直前試写イベントをタナダ監督(41)とともに開いた。

 54歳の給食センターで働く彼氏・伊藤さん(リリー・フランキー)と同棲する34歳の彩(上野)。微妙な20歳という年齢差ながらうまく生活を続けていた彩のところに、兄夫婦の家から追い出されるように居所をなくしてしまった彩の74歳のお父さん(藤竜也)が転がりこんでくる。そんな生活に波乱が起こらないはずもなく……。

 会場には40人ほどの観客がおり満員となったが、この日は800人の応募があったという大反響があったと司会から伝えられ、上野もタナダ監督も驚きの声をあげながら、トークはスタート。

 タナダ監督は、親が老い、それに普通の人達が向き合うということを軽やかなユーモアを交えて描きたかったと説明。

 上野はそんなタナダ監督のコメントを踏まえ本作の感想へ、「1歩引いてみるとちょっと喜劇。家族のいざこざの渦の中にいると大変な気持ちでしたけど、作品としては気楽に観れる」と、アピール。

 さらに、上野は現場や取材を受けて涙してしまうこともあったそうで、「お父さんが『植木鉢を僕が払う』といったシーンがあったんですけど、泣きそうになってしまって、現場でカットがかかった瞬間涙がボロボロ流れてしまって。取材して頂いた時に、そのシーンの話をしたときに、取材陣の女性の方と一緒にボロボロ泣いてしまったことが何回かあったんです。不思議ですよね、全然泣くというシーンでもないんですけど、何げない日常のシーンでグッと来てしまって……。反省させられるというか、父さん孝行しているぞというか、父親の愛も深いものだなというのが、ふとやってきてグサッと来て」と、心に響くものがあったそうだ。

 上野は演技について、「ちょっとそこの床に転がってと監督に言われたことがあって、たぶん寝っ転がるということを監督は想像されていたと思うんですけど、そうしたら本当にゴロゴロゴロゴロって転がって(笑)」という演技を見せたそうで、タナダ監督は、「でも、あれは彩の感じが出ていてこれアリだなと思って。なんか私の想像を本当に軽く飛び越えてくれる瞬間がすごくたくさんあって」と、思っている以上の動きをしていたそう。

 タナダ監督はそんな上野へ、「よく憑依型といわれていたので、あんまり役作りをしなくても憑依するタイプだと思っていたんです。でも、撮影イン前も生真面目にいろいろ考えてくれてて、そこまで深く、もしかしたら私より彩のことを考えてくれているんじゃないかと思うぐらい考えてきてくれて。それに、自分の考えを曲げないわけではないんです。相手のお芝居を観てどんどん変化させられる。そういうところが憑依するということなんだなって。ヘリが飛んできてしまってもう1回みたいなときも、お互いの呼吸を感じてお芝居しているから、おもしろくて。役作りもきちんとするけど、現場で頭を固くせずに、相手のお芝居を観て、簡単に捨てることもできる。役者として最強なんじゃないかなと思ってました。本人を前にこういう話で照れるんですが(笑)」と、分析した結果を披露し、上野は少し恥ずかしげ。

 タナダ監督が上野を褒めることは止まらず、「料理がうまくて、皮をむく手つきがうまくて、本当にいつもやってらっしゃるんだなって。苦手な人がやるとドキドキするんです」と、そこもよかったそう。上野は、「なんだかんだいって彩ってごはんをちゃんと作っているので、撮影期間中はスーパーに寄って帰ってごはんを作って、余ったものをタッパーに入れて食べてたりして、生活感を大切にしながら演じていました」と、そこは意識していたそうだ。

 そんな話の流れに合わせるように役作りをどうしているのかという質問が上がり上野は、「ポリシーとかはなくて決めていないですね。外見のイメージとか、こういう感じだなというのに合わせていきます」というと、タナダ監督は「上野さんから今回髪を切ったらどうだろうと言ってくれたんです。30代は無駄なものを削ろうとするので」と、本作ではそんな提案をしていたとも明かしていた。

 最後に上野から、「3世代入っているので、どの角度からでも楽しめます。お父さんの目線からとか、伊藤さんの立場の方も2回目を観ると、お父さんからこう観られているのかといろんな味わいが出ます。自分の家族を投影しながら気にかけて頂けるような、そんなきっかけになる、いい影響を与えられる映画になれば」と、PRし終了となった。

 映画『お父さんと伊藤さん』は新宿バルト9ほかにて8日より全国ロードショー!

情報提供元:News Lounge
記事名:「上野樹里 タナダユキ監督から褒められ恥ずかしげ!「役者として最強なんじゃ」